キッチンのお仕事

基本に忠実に――
“チーム力”で作る
至高の焼きたてパン

株式会社レフボン
サンヴァリエ弥生店
折笠 有未

折笠 有未

Profile

国家資格である製菓衛生師の資格を持ち、レフボンの運営する店舗では“店長代理”を務める期待の人財。将来もずっとパン屋でいることが夢で、グループ会社のグルメブランズカンパニーが運営するジャン・フランソワに興味があると語る。アイドルやアーティストのライブ参戦が趣味で、休日は映画鑑賞をして過ごすことが多い。

お客様に感動を届けるパン作りへの想い

クリエイト・レストランツグループの中で、北海道内の各地でパン屋を運営している株式会社レフボンが私の所属する会社です。私が店長代行として働いているサンヴァリエの店舗には、「驚きの価格で高品質のパンを、いつもフレッシュな品揃えで提供する」という目標があります。
私は、パン生地の仕込みから成形までのすべての工程を担当しているのですが、生地作りにおいて特に心掛けているのが、毎回同じ状態の生地を作ることです。お客様に安定した品質のパンを提供するために、基本に忠実であることを何よりも大切にしています。
私にとってのパン屋としての仕事の醍醐味は、常にフレッシュな品揃えを維持することにあります。そのために、曜日ごとのお客様の来店傾向を分析し、時間帯に応じて追加する商品の量を細かく調整しています。例えば、開店直後に多くのお客様が来店されると予測される日には、開店時間に合わせて焼きたてのパンを多めに用意するなどです。
レフボンの会社理念「私の誓い」*に込められた想いを胸に、できるだけ多くの焼きたてパンを提供することを日々の目標としています。お客様が店頭に並ぶパンを手に取る瞬間――特に焼きたてパンを出してすぐに購入いただけた時の喜びは、他の何にも代えがたいものです。
私には、パン作りや販売の他にも重要な役割があります。店長代行という立場ですので、店長の不在時には店舗運営も任されます。また、予期せぬ様々な事態への対応も求められます。体調不良等でスタッフの急なお休みが発生したら、他の方に連絡を取ってシフトの調整を行います。お客様からの問い合わせや予約注文の対応なども随時発生します。店長代行として、様々な場面で店舗の要としての役割を任せてもらっているところです。そのため私は、日頃から、アルバイトの皆さんとコミュニケーションをとることに注力しています。一人一人としっかり対話を重ねることで、チーム全体がスムーズに動けるようになると考えているからです。

お客様に感動を届けるパン作りへの想い

パン職人としての誇りと転機

私が最初に就職したのは、地元で愛される有名なパン屋さんでした。パン作りは幼い頃からの夢で、その夢を叶えられる場所に巡り会えたことを、今でも感謝しています。
今と同じように、当時もパンの製造から接客、店舗運営まで、幅広い業務を任せてもらいました。朝早くから、その日に提供するパンを焼きつつ、翌日に提供するパン生地の準備も同時に進めなければならない、忙しい職場でした。そんな中で、食材の発注業務や清掃、レジ業務なども担当し、店舗運営の全てを経験できたことは、私の財産となっています。
今でもよく思い返すのが、当時人気No.1だった商品の製造を任されていた頃のことです。朝一番に出勤し、一人で120個ものパンを作っていました。一生懸命に作った商品が完売したと聞いたときは、言葉では言い表せないほどの喜びを感じました。小さな店舗ではありましたが、自分が作った商品がお客様の手に取られ、なくなっていく瞬間は、パン職人冥利に尽きる瞬間だと言えます。
長年働いていた先輩から教わった技術は、私のかけがえのない財産となっています。レシピを忠実に守り、いつも同じ見た目、同じ味わいの商品を作り続けることの大切さも、以前の職場で学びました。お客様に安定した品質の商品を提供することは、パン職人としての基本であり、誇りでもあります。
その後、学生時代によく通っていた思い出の店、サンヴァリエに求人が出ていることを知り、馴染みのある大好きな店で働いてみたいという想いを持つようになったことから、転職を決意しました。地域で愛されるパン屋でパンを作り続けたいという気持ちは、昔からずっと変わっていません。

パン職人としての誇りと転機

挑戦と成長の日々 〜店舗運営で得た気づき〜

レフボンに入社し、店長代行として責任のある立場を任されるようになったことは、自分の成長が感じられて嬉しいです。休暇などで店長が休みを取る際も、これまでの経験を活かしながら、アルバイトの皆さんと密にコミュニケーションを取り、皆で一丸となって店舗運営に取り組むことができていると自負しています。
もちろん、最初から順調だったわけではありません。責任ある立場としての自分に自信が持てず、焦って一人で作業を進めてしまうこともありました。焦りから効率的に動くことができず、結局はアルバイトの皆さんに助けてもらうことになってしまったのです。それでも、皆さんに支えてもらいながら困難を乗り越えた当時の経験からは、大きな学びがありました。それは、自分の考えや意志にこだわるのではなく、一緒に働くアルバイトの皆さんのアドバイスに耳を傾けることの重要性です。自分なりのやり方を確立することも大切ですが、新しいことを受け入れ、挑戦する気持ちを持ち続けることの大切さに気付かされました。
パン製造における専門知識については、前職での経験が、いまの職場でも大きく活かされています。また、前職で培ったコミュニケーション能力も、店長代理としての店舗運営に重要な力となっています。これまでの様々な経験を通じて学んだことで、私の仕事に対する考え方も大きく変わってきました。パンを作り、お客様に買っていただくのが我々の仕事ですが、その仕事を円滑に進めるためには、笑顔でコミュニケーションを取ることが大切だという考え方です。
お客様や店長、アルバイトの皆さん、すべての方々と笑顔で接することで、活気のある店づくりができ、お客様からの信頼も得られます。何より、この前向きな気持ちは美味しいパンづくりにも繋がっていると感じています。互いに気持ちが通じ合う職場環境があってこそ、より良い商品を提供することができるのだと日々実感しています。

挑戦と成長の日々 〜店舗運営で得た気づき〜

パン作りを通じた成長と貢献への思い

今まではパンを作ることに注力してきましたが、これからは、新しいパンの開発に挑戦していきたいと考えています。特に、地域に根ざした食材を活かした商品を作ってみたいですね。常連のお客様にもより多くの喜びを提供できるような、新しい種類やフレーバーのレシピを考案することが、今の私の目標です。
もちろん、パン製造スタッフとしてのキャリアを積み重ねることも忘れてはいません。製パン技術の基本をしっかりと習得することはもちろんですが、それだけにとどまらず、より幅広く食に関する知識を深めていくことで、会社の成長に貢献できるような存在になりたいと思っています。
レフボンの魅力は、なんといっても充実した人材育成制度です。製造しながら技術を学べる実践的な研修や、会社の目標や新しい取り組みについて学ぶ機会が豊富に用意されています。また、本社と店舗間のコミュニケーションがオープンでフラットな点も特徴的です。一人一人の意見やアイデアが尊重される環境が整っているため、自分の考えを積極的に提案できることも嬉しく思っています。
レフボンが運営しているのはパン屋ですので、働くうえでパン作りの経験があることは望ましいと思います。しかし、パン作りは一人では成し得ない仕事です。チームワークを大切にできるコミュニケーション能力のある方、未経験でも学び続ける姿勢を持った方であれば、必ず活躍できる職場だと確信しています。柔軟な思考で問題を発見し、お客様の笑顔のために積極的に行動できるという方と一緒に、より良いパン作りに挑戦していける日を楽しみにしています。

【注】
*株式会社レフボンの企業理念はこちらよりご確認いただけます。

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