マテリアリティ
(重要課題)
Materiality
サステナビリティ基本方針に基づき、クリエイト・レストランツグループの事業及びステークホルダーの双方にとって重要性が高く、優先して取り組むべき社会的な重要課題を「マテリアリティ」として選定しました。
選定にあたっては、まず当社のバリューチェーンにおける機会とリスクを洗い出し、国際的なガイドラインを参考にしながら社会課題を網羅的に把握しました。
その上で、各部門との議論やステークホルダーの皆様へのヒアリングを踏まえ、サステナビリティ委員会での審議を経て、5つの課題をマテリアリティとして選定しています。
また、コーポレートガバナンスの強化は、その取り組み全てを支える土台として位置付けています。

マテリアリティ全体のリスクと機会・対応方針 Materiality on business
各マテリアリティごとに、想定される「リスクと機会・対応方針」及び「影響度」を検討し、対応方針を定めております。
マテリアリティ | 想定されるリスクと機会 | 影響度 | 対応方針 |
---|---|---|---|
食の安全安心 | 食品事故の発生によるお客様の健康への影響や信頼の喪失、各ステークホルダーからの評価の低下や売上の減少 食の安全・安心が高まることによるお客様からの信頼の獲得、各ステークホルダーからの評価の向上や売上の増加 |
◎ | 衛生と安全に係る厳格な基準の設定と従業員への教育の徹底 自社店舗・工場の点検と発見された課題の改善の推進 取引先工場監査の継続的な実施 |
産地との共存共栄 | 環境負荷の増加や生物多様性の阻害、生産者の困窮等による食材調達の不安定化とそれによる価格の上昇、各ステークホルダーからの評価の低下 環境負荷の低下や生物多様性への貢献、生産者の生活の安定等による食材調達の安定とそれによる価格の安定、各ステークホルダーからの評価の向上 |
○ | 事業子会社を主体とした産地連携メニューの開発や地産地消、国産食材の活用等、多角的な取り組みの推進 |
脱炭素社会への貢献 | 気候変動に伴う規制リスクや食品・エネルギー供給の不安定化とそれによる価格の上昇、各ステークホルダーからの評価の低下等 気候変動の緩和による食品・エネルギー供給の安定とそれによる価格の安定、脱炭素社会への貢献が認められることによる各ステークホルダーからの評価の向上、売上の増加等 |
○ |
物流拠点の統合等を通じた物流の効率化の推進 節電管理やメンテナンス、省エネルギー設備等への入れ替えを通じたエネルギー削減施策の推進 プラスチック製品の使用量削減の推進等 |
食品ロスの削減 | 食品ロスの削減が停滞することによる、各ステークホルダーからの評価の低下とコストの増加 食品ロスの削減が進捗することによる、各ステークホルダーからの評価の向上とコストの減少 |
○ | 仕入れ時や調理過程、商品提供時における各種食品ロス削減の推進 食品廃棄物の再生利用 |
多様な人財の活躍推進 |
多様な人財の活躍推進が停滞することによる人財の流出や、人財の質的低下による事業基盤の悪化、お客様からの評価の低下、売上の減少 多様な人財の活躍推進が進捗することによる人財の獲得や、人財の質的向上による事業基盤の強化、お客様からの評価の向上、売上の増加 |
◎ | 外国人、女性、障がい 者、シニア等の多様な人財が、それぞれの置かれた状況やライフスタイルに応じて活躍できる制度の整備及び施策の推進 |